浴室リフォームを考えている方にとって、浴室乾燥機の導入は湿気対策や日常の快適さを向上させる重要なポイントです。
特に梅雨や冬の寒い季節には、カビ防止や洗濯物の乾燥に便利です。
しかし、どのタイプの浴室乾燥機が最適なのか、後付けの方法や費用はどうすればいいのか、疑問に思う方も多いのではないでしょうか?
この記事では、浴室リフォームの基本知識から、浴室乾燥機の種類や選び方、後付け方法まで詳しく解説します。
リフォームを検討している方は、ぜひ参考にして、最適なプランを見つけてください!
浴室乾燥機の基礎知識
浴室は、日々の疲れを癒す大切な場所です。
しかし、古くなった浴室や使い勝手の悪いレイアウトは、快適さを損なう原因となります。
そこで、浴室リフォームで浴室乾燥機を設置したい方へ、浴室乾燥機の基本的な知識について解説します。
浴室乾燥機の仕組み
浴室乾燥機は、大きく分けて暖房機能、乾燥機能、換気機能の3つの機能を持っています。
- 暖房機能:ヒーターで空気を温め、浴室全体を暖かくします。寒い冬でも快適な入浴をサポートします。
- 乾燥機能:ファンで温かい空気を循環させ、浴室内の湿気を外に排出します。洗濯物を乾かしたり、浴室のカビ防止に役立ちます。
- 換気機能:浴室内の空気を外に排出することで、カビや臭いを防ぎ、常に清潔な状態を保ちます。
浴室乾燥機の種類
浴室乾燥機には、主に電気式、ガス式、混合式の3つの種類があります。
- 電気式:電気でヒーターを温め、空気を循環させるタイプです。取り付けが簡単で、初期費用も比較的安価です。
- ガス式:ガスを燃焼させて熱エネルギーを得て、空気を温めるタイプです。乾燥時間が短く、パワフルな暖房が可能です。
- 混合式:電気とガスの両方の熱源を利用するタイプです。状況に応じて、電気式とガス式のメリットを組み合わせることができます。
各種類のメリット・デメリット
種類 | メリット | デメリット |
電気式 | 取り付けが簡単、初期費用が安い、静音性が高い | 乾燥時間がやや長い、電気代がかかる |
ガス式 | 乾燥時間が短い、パワフルな暖房、電気代が安い | 取り付け工事が必要、初期費用が高い、音が気になる場合がある |
混合式 | 電気式とガス式のメリットを兼ね備えている | 価格が高い、構造が複雑 |
浴室乾燥機を選ぶ際のポイント
浴室乾燥機を選ぶ際には、様々な要素を考慮する必要があります。

浴室の広さや形状に合わせて選ぶ
浴室の広さや形状によって、必要な機能や能力が異なります。
- 広めの浴室:強力な乾燥能力を持つ機種を選びましょう。ガス式は乾燥時間が短く、大容量の洗濯物を乾かすのに適しています。
- 狭めの浴室:コンパクトなサイズで、静音性に優れた機種を選びましょう。電気式は静かで、狭い浴室でも使いやすいです。
- 縦長の浴室:天井まで空気を循環させることができる機種を選びましょう。
予算に合わせて選ぶ
浴室乾燥機の価格は、機能やメーカーによって大きく異なります。
- 限られた予算:基本的な機能が備わっていれば十分という方は、電気式のエントリーモデルがおすすめです。
- ある程度の予算:より高機能な機種を選びたい方は、目的に合わせた浴室乾燥機の種類の中で高機能なモデルを検討しましょう。
機能性で選ぶ
浴室乾燥機には、様々な機能が搭載されています。
- 衣類乾燥:洗濯物を乾かすための基本機能です。乾燥温度や時間を調整できる機種もあります。
- 除湿:浴室内の湿気を除去し、カビの発生を抑制します。梅雨時期や結露が気になる方におすすめです。
- 換気:浴室内の空気を外に排出することで、カビや臭いを防ぎます。24時間換気機能が付いている機種もあります。
- 暖房:浴室を暖める機能です。ヒートショック対策にも有効です。
- 涼風:夏場の浴室を涼しく保つ機能です。
デザイン性で選ぶ
浴室のデザインやインテリアに合わせて、デザインを選べる機種も増えてきました。
- 天井埋込タイプ:浴室の天井に埋め込んで設置するタイプの浴室乾燥機です。
浴室の天井を開口し、そこに機器本体を埋め込むため、浴室の中からは機器本体が見えず換気扇のカバーのみが見える状態になります。 - 壁掛タイプ:壁掛けタイプは、浴室の壁面に設置するタイプの浴室乾燥機で、天井工事不要で手軽に設置できるのが特徴です。
浴室乾燥機は後付けできるの?
浴室乾燥機は、リフォームの際に一緒に設置するのが一般的ですが、後からでも設置することができます。
浴室乾燥機のみ後付けするメリット・デメリット
メリット:
- 浴室乾燥機だけを交換したい場合
- 新しい機能を追加したい場合
- 浴室のリフォーム費用を抑えたい場合
デメリット:
- 壁を壊すなどの工事が必要になる場合がある
- 既存の設備との相性によっては、設置が難しい場合もある
後付け工事の注意点
- 配管工事:浴室乾燥機を設置するためには、電気配線やダクト工事が必要になります。
- 壁の補修:壁を壊した場合には、しっかりと補修工事を行う必要があります。
- 換気扇との関係:既存の換気扇との兼ね合いを考慮する必要があります。
- 業者選び:浴室リフォームの専門業者に依頼することが大切です。
浴室乾燥機についてのよくある質問
浴室乾燥機について、多くの方が疑問に思う点をまとめました。
Q:浴室乾燥の平均寿命はどのくらいですか?
A:浴室乾燥機の寿命は、使用頻度やお手入れの方法によって異なりますが、一般的には10年~15年と言われています。
Q: 浴室乾燥機を使う際の注意点を教えて下さい。
A:浴室乾燥機を使って行う作業によって注意する点が異なります。
・乾燥時間:衣類の素材や量によって、適切な乾燥時間の設定が必要です。
・温度設定:高温すぎる設定は、衣類の縮みや変色の原因となる場合があります。
・フィルターの掃除:定期的にフィルターを掃除することで、乾燥効率が向上し、寿命も延びます。
・換気:乾燥後は、浴室の窓を開けて換気を行うことをおすすめします。
Q: 浴室乾燥機の電気代はいくら位かかりますか?
A: 電気式の浴室乾燥機の電気代は、使用時間や設定温度によって異なります。
1回の乾燥にかかる電気代は、およそ100円~200円程度が目安です。
Q:浴室乾燥機の手入れ方法を教えて下さい。
A:浴室乾燥機の手入れはタオルやスポンジを利用して手入れを行えます。
・フィルターの掃除:定期的にフィルターを取り外し、掃除機でホコリを吸い取るか、水洗いをしてください。
・内部の掃除:年に一度程度、内部を乾いた布で拭き掃除してください。
もし、ご自身で清掃をするのが難しいという場合はハウスクリーニングに依頼することで、プロの技術と専用の機器を用いて、より徹底的に清掃することができます。
さいごに
浴室乾燥機は、快適なバスタイムを実現するための優れたアイテムです。
浴室リフォームを検討されている方は、ぜひ浴室乾燥機の導入も検討してみてください。
