埼玉県で新築住宅を建てようと考えている方にとって、予算や相場の把握は家づくりの重要なステップです。
特に、初めて新築住宅を購入する場合、様々な要素が絡み合うため慎重な検討が必要です。
この記事では、埼玉県内の最新の新築相場を解説し、エリアごとの価格帯やお得に家を建てるためのコツを紹介します。理想の住まいを手に入れるために、ぜひ参考にしてください。
埼玉で新築を建てる際に利用できる補助金制度については、詳しくは下記記事をご確認ください。
この記事でわかること
- 埼玉県の新築相場の全体像
- 埼玉県内のエリア別の相場分析
- 一軒家を購入するときの年収の目安
- 埼玉県で新築を建てる際に知っておくべき費用のポイント
- 初めて新築住宅を購入する際のチェックポイント
埼玉県の新築相場の全体像
埼玉県の住宅市場の現状
埼玉県には、40の市と22の町、1つの村があり、市町村の数が全国で3番目に多い県です。これは、北海道と長野に次ぐ多さとなっています。
また、埼玉県は東京都心へのアクセスが良好なため、多くのファミリー層や単身者が新築住宅を検討するエリアです。
埼玉県内の新築住宅の相場は、地域によって大きく異なりますが、全体的には安定した価格帯を維持しています。
埼玉県の平均的な新築住宅の価格帯
埼玉県全体で見た場合、新築一戸建て住宅の平均価格は約3,000万円から4,500万円程度となっています。
特に、さいたま市や川口市など、都心に近いエリアでは相場が高くなる傾向があります。
一方で、郊外の市町村では比較的手頃な価格帯で新築住宅を購入することができます。
埼玉県内のエリア別の新築相場分析
さいたま市
さいたま市は埼玉県の県庁所在地で、交通の便が良く、商業施設や教育機関も充実しているため、住宅の需要が高いエリアです。
さいたま市内の新築住宅の平均価格は約3,480万円から5,500万円程度で、特に浦和区や中央区などの都心寄りのエリアではさらに高い価格が見られます。
川越市
川越市は、歴史的な街並みと都心へのアクセスの良さから人気のエリアです。
新築住宅の平均価格は約3,200万円から4,500万円程度で、特に駅から徒歩圏内の物件に高い需要があります。郊外のエリアでは、さらにリーズナブルな価格帯の物件も見つかります。
川口市
川口市は、都心へのアクセスが非常に良く、特に京浜東北線沿線のエリアで人気があります。
新築住宅の平均価格は約4,000万円から5,000万円程度で、駅周辺の物件はさらに高額になることが多いです。
その他エリア
上尾市、草加市、越谷市などのエリアでは、平均価格が3,000万円から4,000万円程度となっており、コストパフォーマンスの良い新築住宅を見つけることができます。
さらに、北本市や久喜市といった埼玉県の北部エリアでは、2,500万円から3,500万円程度の物件も多く見られます。
《相場価格の計算方法》
土地40坪×地域別の平均土地坪単価＋建物代2,310万円（建坪30坪の全国平均）＝総額価格相場
一軒家を購入する時の年収の目安
立地や面積により異なりますが、一軒家を購入するにはどれほどの世帯年収が必要でしょうか。
一軒家を購入する際には、住宅ローンの返済を滞りなく進めるため、年収とのバランスが非常に重要です。一般的に、住宅ローンの返済額は、手取り収入の25%から30%程度に抑えることが目安とされています。
一軒家の購入する際に参考にするのにオススメなのが「住宅市場同行調査」です。
これは、不動産市場の動向や個人の住宅取得・建設状況を調査してまとめたもので、一軒家やマンションを購入する世帯の傾向が把握できます。
2021年4月から2022年3月までのデータによると、全国平均で注文住宅を購入した世帯年収は801万円であり、その中でも特に年収400万から600万円の世帯が最も多いことがわかりました。
埼玉県で新築を建てる際に知っておくべき費用のポイント
土地費用
埼玉県で新築住宅を建てる際、全体の費用を大きく左右するのが土地費用です
都市部や駅近くの土地は高額になる傾向がありますが、郊外では比較的安価で広い土地を購入することが可能です。
土地費用は住宅の最終的なコストに大きく影響するため、事前にしっかりとしたリサーチが必要です。
建築コスト
建築コストは、住宅の構造やデザイン、使用する材料によって大きく変動します。
標準的な建築費用は、1坪あたり約50万円から80万円程度ですが、こだわりのあるデザインや高級な設備を選ぶと、さらにコストが上がることがあります。
付帯工事や諸費用
新築住宅を建てる際には、建物自体の費用だけでなく、外構工事や水道・ガス工事などの付帯工事費用も考慮する必要があります。
これらの費用は全体のコストに対して約10%から20%を占めることが多く、予算計画に含めておくことが重要です。
初めて新築住宅を購入する際のチェックポイント
住宅ローンの基本的な知識を身に付ける
住宅ローンの選び方は、予算計画において非常に重要な要素です。
金利タイプや返済期間、ボーナス返済の有無など、自分に最適なプランを選ぶことが求められます。特に、初めて新築住宅を購入する方には、住宅ローンに関する基本的な知識を持つことが不可欠です。
固定金利型や変動金利型、返済期間の選択、頭金の割合など、さまざまなプランの特徴を理解し、自分に合ったものを選ぶために、十分な情報収集を行うことが大切です。
無理のない予算設定
新築住宅の購入には、多くの費用が発生します。予算をオーバーしないためには、家づくりの優先順位を明確にし、妥協できるポイントとできないポイントを見極めることが重要です。
また、予算には余裕を持たせ、予期せぬ費用が発生した場合にも対応できるようにしておきましょう。
住宅の長期的な維持費を考慮する
新築住宅を購入した後も、定期的なメンテナンスや修繕費が必要となります。初めて住宅を購入する際には、長期的な維持費も考慮して予算を組み立てることが大切です。
また、省エネ設備の導入など、維持費を抑える工夫も検討しましょう。
埼玉でリフォームを行う際に利用できる補助金制度については、詳しくは下記記事をご確認ください。
